博打で生計を立ててみたい!って思ったことはありませんか?
一度はそんな夢を見たことがある人も多いことと思います。
働かずしてパチンコとか競馬とか、カジノをするだけで毎日生活ができたら夢のようですよね。
競馬や競輪などの予想や、パチスロのボタンを押して回す作業が仕事になるなんて夢すぎて夢に見ないレベルです(笑)
まあ当然そんなことは不可能に近いのが現実です。(厳密にはほんの一握りの、成功させているツワモノがいないこともないのですが、、。)
しかし本気で勝とう!としてノウハウを身に着けたり、勉強して充分に勝機のある人も一定数います。
それなのにどうしてなかなか勝てないのでしょうか。
その原因は博打のシステムにはありません。
僕達、人間のシステムに原因があります。
博打の最大の敵は、間違いなく人間の欲望にあります。
「博打のシステム上、確率的に50%以下の勝率になるようにできてるんだよ〜」という人がいますが、半分正しく半分間違いです。
もう少しわかりやすく言うと、
僕達が勝率5割以上を残せるようなシステムだったとしても、最終的に僕達は損をする可能性が極めて高いということです。
理屈は簡単です。
例えば勝率6割で、勝てば500円貰えますが、負けたら1000円失うゲームがあるとします。
(カジノなんかで似たようなものがありそうですね。)
6割の可能性で勝つことができるので、1度のゲームで500円を増やせる可能性は5割より高く、多くの人がトライすると思います。
そして最初のゲームで勝利したとしても、500円では満足できず、「今勝利したのだから、次も勝利できるのかもしれない」と心の中で考えてしまいます。
もう「500円欲しい」という欲に駆られてほとんどの人がもう1度トライしてしまうんですね。
しかしこれが、人間の「欲」につけこんだ罠です。
次も勝利するとなると2連続勝利になるのですが、2連続で勝利できる確率は
0.6×0.6=0.36となり、たった36%しかありません。
64%の確率で2回目のゲームには敗北することとなり、最終的には500円の損失になります。
この場合はゲームのシステムがわかりやすいために、2回目で踏みとどまる人が多いのかもしれませんが、博打で僕達が負ける原理としてはおおよそこのようなものです。
競馬にしろカジノにしろ、この勝率60%くらいのものを、「これなら何回やっても負けないかも!」という風に見えるようにする「見せかけ」の技術が大変巧妙なのです。
そのため、「しっかりやれば勝てるかもしれない!」と思ってしまう人が多いのです。
きっと僕達が、最終的に得をできる可能性が1番高くなるようにゲームを進めていくことができるような技術が組み込まれているロボットだとしたら、経営側は儲からないんですよね。
そこがとても面白い所だと思います。
後は、結局きりがないということもあります。
1万円勝利しても1万円で満足できるのでしょうか?
「もう1万円ほしい!」「10万円目指してみようかな!」
そのうちこのような心理状態になります。
そのような自らの「欲」が、悪夢を呼び起こしてしまう引き金となってしまうケースが多いのだと思います。
競馬やカジノ、パチンコなどの博打というものは夢を持つ人がやるものなのに、夢を持たない人が1番成功しやすいのかなって個人的には思います。
なんだか皮肉なものですよね(笑)(笑)
人間に常につきまとう「欲」というものと向き合いつつ、客観的に状況を把握しながら賭け事を進めていく。
そして自分の勝率は技術や勉強によってどこまで上げることができたのかを冷静に分析し、どの程度乗せていいのかを計算する。
結局それに勝るものはないのではないのでしょうか、、、。
拙いブログではありましたが、ここまでご覧いただきありがとうございました(^O^)