てちてちブログ

心理系、福祉系の話題が多いです。少しでも皆様に役立つ情報を発信できればと思います。

強い意志は本当に必要なのか?

突然ですが、皆さんは強い意志を持たなければならないと感じたことはありますか?

 学校の先生に、強い意志は必ず自分の役に立つだろう!とよくいわれ、意志を大事にしようと思ったことはあるのではないでしょうか。

 ロックミュージックなどを聞いてると、ポップなメロディーに、強い意志を持つことを助長させる歌詞が相まって、心に強く働きかけてくれることもあるかと思います。

 そしてそこで、「強い意志を持たなければならない」というような強力な義務感に駆られることもあるかと思います。

 

 

 

 しかしそれらは果たして、全ての人に対して適切であると言えるのでしょうか?

 

僕の答えはNOです。場合によっては、「強い意志を持たなければならない」という考えも、固定観念になりかねないのではないでしょうか。

 

具体的な例を示していきたいと思います。

 僕の弟は中学3年生で、今年の3月で受験を終了しました。とてもではありませんが、先のことを考えたりもできませんし、とてもではありませんが、意志が強いとは言えません。

 しかし、彼は受験勉強を通して偏差値を10近く上げてしまいました。

 

高校へ行きたい意志。部活をやりたいという意志。大学進学への意志。将来への意志。

結果的に彼の学力向上において、これらは一切必要なかったということです。

  具体的に申しますと、勉強(英語、数学等)や、授業への好奇心だけが、彼の学力向上の引き金となったと言えると思います。

 

 彼は、意志やこだわりは確かに弱いし、自分の考えをしっかり持っているとも言えません。

 しかしその代わりに寛容性が高く、環境適応能力がかなり高いという長所があるのです。

強い意志を持たなくとも、いい指導者やいい仲間と出会ったり、良い環境(例えば高校なら偏差値が高い、立地が良い、部活動が盛んetc)に身を置くことで、その環境にいち早く適応しようとできるので、彼の能力が発揮されやすくなるのです。

 

 

 そこでですが、もし学校の先生のもとで、高校進学へ彼が強い意志を持とうとしていたらどうなっていたか考えました。

 

 

 「高校進学するんだ!とか、高校生活絶対楽しむんだ!」という意志には、その先にいる自分を想像する想像力も必要です。またそのほかにも、「そこで〇〇がしたい」とか、「行ったら〇〇するんだ」といったような具体的な動機付けが必要不可欠となり、下手をすると無理矢理探さなくてはならないかもしれません。

 

 しかし自分の気持ちは正直です。「別にここの高校に行かなくてもいいんだよなあ」とか、「高校行ってやりたいことないなあ」というような根本の気持ちが邪魔をせざるを得ません。

 正直彼がもし意志を持とうとした場合、このようになっていたのではないかと思います。ただでさえ受験勉強でストレスを抱えているのに、大人の勝手な横槍で余計なストレスをためていては、精神が持たず、途中で投げ出してしまっていたかもしれません。

 

 

 もちろん物事は一長一短。こうは言ったけれども、実際強い意志を持つことで、モチベーションを上げることが多くの人に適用できる点などは否定しません。

 ただ事実、あたかも「意志をもつことが必ずしも正義で、必ず必要で必ず正しいことなのだ」というような教育を受けます。これは先人達が作り上げてきた固定観念というほかないのではないでしょうか?

 

 このような固定観念は、「意志を強くもて」ということ以外にもたくさんあるはずです。 今はいかに個人の能力を効率的に引き出して、社会に貢献していけるかというような時代ですよね。先人が作り上げてきた固定観念に縛られるような時代では最早ありません。このような固定観念と向き合いながら、適応できるかどうか一歩引いて考えることが、成功を掴む上で重要だなと感じる今日この頃です。

 

拙いブログではありましたが、ここまでご覧いただきありがとうございました(^^)/