てちてちブログ

心理系、福祉系の話題が多いです。少しでも皆様に役立つ情報を発信できればと思います。

どうして皆慌ててトイレットペーパーを買ってしまったのか

 コロナウイルスによって世間が連日脅かされていますが、トイレットペーパーを多くの人が大量に買い占めてしまい、各所で品薄になってしまうという事件が起きてしまいました。

 「自分が買う分がなくなってしまったら困る!」という焦りからくるものなのでしょうが、だからといって何個も入っている大袋のトイレットペーパーを買う行為が合理的だとは到底思えません。

 今日はどうしてそのような行動に出てしまったのかという人間の心理に、引用記事を参考に迫りたいと思います。また、最後にその対策についても補足として書いていきたいと思います。

 

 

 

 慌ててトイレットペーパーを買おうという行為は、自分の意志によるものというより、集団心理による影響を大きく受けているそうです。

この集団心理について書いてある記事があったので、早速そちらを引用したいと思います。

 

【集団心理】とは、集団の中だからこそ起きる特殊な心理状態のこと。社会心理学者のル・ボンは、集団心理に法則を見出し、以下の4つを挙げました。
道徳性の低下
集団になると個人のモラルが低下し、無責任な行動を取りやすくなる。
被暗示性の高まり
集団になると周囲の情報の暗示にかかりやすくなり、ネガティブな心理が感染しやすくなる。
思考の単純化
普段はきちんと考えることができる人でも、集団に入ることで自分の考え方ができなくなり、物事に対する見方や考え方が冷静でなくなる。
感情的な動揺
感情の動揺が強くなり、興奮状態になる。

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 以上の四つの要素が起因しているようです。

今回の「トイレットペーパー大量購入事件(笑)」に当てはめて考えていきましょう。

 

 まず1つ目が、道徳性の低下です。

 個人のモラルが低下してしまうことで無責任な行動をとりやすくなります。  

 そもそも「個人のモラル」というものが個人レベルでもたらしているため、この件に関しては多少は仕方ないことなのかなあと当人は推測しています。

 集団で過ごしていると、つい同調圧力から集団の利潤を優先して過ごそうとしています。しかしその副作用から、自分が危機的状況に陥ってしまうと、とたんに周りが見えなくなってしまうというのはあるのかもしれません。集団でいると、自然と余裕がない状態を自分自身が作り上げてしまっているのかもしれませんね。

 

 

 

  続いて2つ目が被暗示性の高まりです。

 「周囲の情報の暗示にかかりやすくなり、ネガティブな心理に感染しやすくなる」というものだそうです。

 確かにそうかもしれません。

集団というのはあくまで二人以上ですので、もし二人でも同じような状況になりうるような感じがしました。

 今からものすごく極端な例を挙げます。

 あなたが友達で2人でいるとします。二人で何気ない会話をしていると、突然友達が血相を変えてこう言ったとします。

 

➀今、宝くじ当たったんだよね。1億円ゲットだ!!!

②今、連絡があって、親族が突然亡くなったらしい

 

この二つの事案ですとどうですかね。どっちのほうが自分にとって大きな影響をうけるでしょうか。どちらも正、負の両極端にとびぬけた事案だと思います。

 僕個人ですと、感情移入したりそれによって自分に与える影響が大きいものは断然②のほうだと思います。

 ものすごく大きな反応をしめしてしまう気がしますね。

 やはりネガティブなことほうが強く僕達は影響を受けてしまうような気がします。

 この件は暗示は関係ありませんが、ネガティブな感情に影響されやすい人間の性質を利用し、暗示をかけようとしてくるのが「詐欺」ですね。

 少し逸れてしまいましたが、この性質は今回のトイレットペーパーの件でも容易に適応できそうですので、説明は割愛したいと思います。

 

 

 

 

 続いて3つ目が思考の単純化です。

 「普段は冷静に考えることができる人でも、集団に入ることで自分の考え方ができなくなり、物事に対する見方や考え方が冷静でなくなる。」というものです。

  自分の中にないような考えを持った周りの人が同じような動きをしていたり、誰かの考えに従おうとしているのを見ると、脳が一種の混乱状態になるのかもしれません。

 とにかく従順でなければならないという、集団の中の圧力みたいなものが、やむなく思考を単純化させているのかもしれませんね。

 この思考の単純化も、2つ目の例と同様にトイレットペーパーの件と結びつけやすそうですので、ここも割愛しようかと思います。

 

 

 

 

 そして最後に感情的な動揺です。

 やはり3つ目の例と同様に、周りの人が自分にない考えをもっているときや、その誰かに同調するような動きが見られたときにおこってしまう副作用として感情的な動揺というものが挙げられるのかなあと思います。

 人間の脳は、感情的なものと、何かを論理的に考えるときの思考、いわゆる理性的なものは、同じところを使うそうです。

 感情的な動揺が、正常な思考の妨げになってしまっているということは間違いなさそうですね。

 

 

 

 

このような4つの例によって、人々を社会現象にまきこんでしまったということが考えられます。

 ではどのように行動することが、この集団心理による影響を抑えられるのでしょうか。

 最後にここだけ触れていきたいと思います。

 

ネガティブな感情に支配される時、私たちの目が向くのは過去に起きた出来事や思い出であったり、先の見えない将来のこと。過去は取り戻せないし、未来をコントロールするのも現実的ではありません。そんな時こそ【今】に意識を向けるのが大切なのではないでしょうか。例えば、【今の私に本当に必要なことは何か】と一旦踏み止まってみると、やるべきこと、やらなくていいことが見えてくるでしょう。
この先もウイルスの流行や自然災害など、予測できないことが私たちの眼の前に立ちはだかるかもしれません。だからこそ、【外部の情報や他者に振り回されない自分】を持っておくことが大切なのではないでしょうか。そのために普段から呼吸法や瞑想、アーサナの練習などを通して【自分自身との対話】【自分で選択すること】を習慣にしておくことが必要かもしれませんね。

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 やはり自分の身を守ろうとするのが人間なんですよね。

過去に起きたことに対する恐怖心だとか、トラウマとかをフラッシュバックさせてしまう。そしてその結果、同じようなことは起こすまいと、つい誤った行動をしてしまう。

 この臨床心理士の方は、「今」を生きるべきだとも言及されています。

 やはり「今この状況で必要なことはなんだろう」というような一歩引いた思考ですよね。

 焦りの感情や、恐怖の感情が生じたときにこそ、この一歩引いて冷静になるという思考の癖をつけておくことが有効なのかもしれませんね。

 

 

 

拙いブログではありましたが、ご覧いただきありがとうございました(^^)/