メンタルてちてち

心理系、福祉系の話題が多いです。少しでも皆様に役立つ情報を発信できればと思います。

高輪ゲートウェイ駅で活用されているバリアフリー

 

 先日、高輪ゲートウェイ駅が開業されましたね。

 品川と田町の間ということで、非常に人が多いエリアで、人通りが多そうな駅ですよね。

 さてそんな高輪ゲートウェイ駅ですが、様々な最新の技術が取り入れられてるそうですね。

 今日はその中でも、障がい者がより利用しやすくなるようなバリアフリーの工夫について焦点をあてて見ていきたいと思います。

 

 ・コミュニケーションAIとバリアフリースピーカーによるおもてなし対話を実現
 チャットボットプラットフォームは凸版印刷の「BotFriends®」を活用。用意された質疑応答集の通りに回答するのではなく、行動経済学凸版印刷がコールセンター対応で培ってきた顧客対応ノウハウに基づき、利用者の気持ちに寄り添った「おもてなし」対応を可能にします。さらに、音のバリアフリースピーカー「ミライスピーカー®(※1)」を搭載しており、高齢者や大勢の人混みの中でもクリアな音で案内が可能です。

www.toppan.co.jp

 

 toppanさんの渾身の作品である、「BotFriends」が設けられているそうですね。

 Frendsということばが用いられているだけでもなんだか温かい感じがしますが、ただの会話のやりとりだけでなく、温かい気持ちにさせてくれる、「おもてなし

」の心を搭載させているのだとか。2013年のオリンピックの演説の際の滝沢クリステルさんのあの5文字を彷彿とさせますね。やはり東京オリンピックの開催による外国人の足の踏み入れも視野に入れてのことなのでしょうか、、、。

 

 

 

 さてさて少し本題からそれてしまいましたが、このAIにはおもてなしのほかにも「ミライスピーカー」という技術も搭載しているのだとか。

 あまり聞き馴染みがないものですので、調べて見ることとします。

 

世界初の特許技術『曲面サウンド』とは
従来のスピーカーが『コーン』と呼ばれる板を振動させて音が発せられることに対し、ミライスピーカーは『弧を描くように湾曲させた板』から音を発生させます。この音が特許技術【曲面サウンド】であり、異なる音波の特性を持っています。

『曲面サウンド』が発生させる<音の特長>
1. 近くの方にはうるさくなく、広く遠くまで音声を届ける
2. 雑音下でも、クリアな音声をしっかり届ける
3. 耳の遠い高齢の方も言葉が聞き取りやすい

 

soundfun.co.jp

 

 高輪ゲートウェイ駅の「BotFFriends」とは違う会社さんによって出されているものなのですが、ミライスピーカーについてわかりやすく説明されていたので抜粋しました。

 どうも音波を発生させる過程が従来のものと異なるそうで、それによって耳に届く時の音も異なってくるというものなのだそうです。

この「近くで聞いてもうるさくないけれど、遠くの人にも届く」という特徴が、高齢者の方にとっては非常にうってつけなものとなっているわけですね。

 

 実際この「BotsFriends」も、高齢者や耳の聞こえにくい人のニーズに沿うように作られており、バリアフリーの一環と言えそうです。

 

またこの「BotFriends」には他にも障がい者の方のための工夫がなされているそうです。

 

車いすでも利用しやすい筐体
 今回「高輪ゲートウェイ駅」に導入される「BotFriends® Vision」は、従来の物と形状が異なり、車いすでも利用しやすい高さ・画面幅に設計。駅利用者の更なる利便性向上に貢献します。

www.toppan.co.jp

車いすにのりながら利用することを想定されているのもポイントですね。

 この機器自体は巨大ターミナル駅などでは既に設置されているようですが、従来のものに比べ低めに作られています。このちょっとした工夫が、より多くの人の利便性向上に繋がるのだということが期待できますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 少し「BotFriends」の説明が長くなってしまいましたが、他にも駅構内でバリアフリーだみられるような工夫があります。

 

 試験導入する改札機は、車椅子も利用しやすいようICカードのタッチ部分を斜めに配置。一般的に切符を挿入する位置にはQRコードリーダーを配置する。紙やスマートフォンに表示したQRコードを改札にかざして通過する方式のモニター評価実験を行う。

www.itmedia.co.jp

  QRコードで改札を通過することができるようにする実証実験も兼ねているそうですが、高輪ゲートウェイ駅では、車椅子の方が改札を通りやすいようなICカードのタッチ部分を斜めにするという工夫がされているそうですね。

 あまり見たことがないですよね。ほとんどのものは進行方向に向かってタッチできるような仕組みになっているような認識をしています。

 そのほかにも高さが調節されていたり、従来のものに比べ改札の幅が広かったりするそうです。このような工夫は非常に重要な取り組みであると言えそうです。

 

 

 障がいを抱えているかたや、高齢者などに寄り添っていくような工夫は非常に魅力的ですよね。もし「平等に利用できることが当たり前だ!」と言い切ってしまうなら、それはすなわち「このような工夫は当たり前だ!」ということになってしまいます。

 ですので簡単にそうは言えないところが悔しいというのが正直な所です。

 

 

 

 ここで僕が重要だと思うのが、バリアフリーという動きが他の多くの一般の人々の目に触れられるということにあると思うんです。(もちろん一番は障がいを抱えてる方や耳の遠い高齢者などがより利用しやすくなるという点だと思いますが)

 正直バリアフリーに精通していなかったり、あまり関心を持っていない健常者の方ってたくさんいると思うんですよね。

 そんな人々に、無意識にそういった取り組みが目に入ることによってバリアフリーの動きを知ってもらったり、重要性に気付いてもらえるチャンスになるのではないかなって感じています。

 高輪ゲートウェイ駅の改札を通った1人でも多くの人に、「車椅子が通りやすいように他の駅より広くされてるのかなあ」「バリアフリーの動きって結構重要なんだなあ」なんて考えてもらえたら嬉しいなあなんて思っています。

 

 

 

 

 拙いブログではありましたが、ここまでご覧いただきありがとうございました(^^)/