てちてちブログ

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目黒区女児虐待死事件判決 新児童虐待防止法、新児童福祉法の施行は秒読みか

  この頃、嫌な事件の判決が後を絶ちませんね。

 2018年3月におきた、目黒区の結愛ちゃん虐待死事件の判決が先日下されました。

 まずは事件の概要から見ていきましょう。

 

捜査1課によると、2人は1月下旬ごろから結愛ちゃんに十分な食事を与えずに栄養失調状態に陥らせ、2月下旬ごろには結愛ちゃんが衰弱して嘔吐(おうと)するなどしたにもかかわらず、虐待の発覚を恐れて病院を受診させることをせずに放置。3月2日に低栄養状態などで起きた肺炎による敗血症で死亡させた疑いがある。

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 本当に文字を見るだけで胸が痛くなるような悲惨な事件ですね。

 このほかにも感情に任せて暴力を振るったり、長時間ベランダに出したままにしたりと、常軌を逸するような行為を数か月に及んでしていたという事実が明らかになりました。結愛ちゃんが親に向けて書いたノートは、非常に考えさせられることも多く、話題になりましたね。

 

 

 

 さてこの事件の判決ですが、タイトルにもある通り、父親に懲役13年、母親に懲役8年が言い渡されたそうです。

 

www.asahi.com

 

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 父親のほうは、上記の通りの虐待の主犯であると言えそうです。

 結愛ちゃんとの養子縁組に「父親になろう」とした背景があることから、血縁関係はないにせよ、「連れ子が邪魔」といったような短絡的な動機はないのではないかという見解があるそうです。

 自ら119番通報した事実から、最も重い部類には入らないので懲役13年と言い渡されたそうですが、正直僕としては納得がいきませんが、、、、。

 

 

 

 

 そして続いて母親のほうです。

 母親は主に結愛ちゃんの食事制限をした事実があり、栄養失調状態に陥らせたことに対しては主犯であると言えそうです。

 また、結愛ちゃんが「お母さんなら味方をしてくれるだろう」と心のよりどころにしていたのにも関わらず裏切られた結愛ちゃんの気持ちを考えたら、この母親を許すべきではないのではないかという考えもあります。

 しかし、夫からの心理的DVを受けていたことも否めない(夫からも長時間による説教や暴力などを受けていた)ため、仕方なく結愛さんへの虐待をしてしまっていた事実もあるのではないかということから懲役8年が言い渡されたそうです。

 

 

 このような事件は本当に2度と起こしてはならない。

 そのため法的な縛りを強化しようと考えていた政府が、この事件を契機に動きを見せました。

 

政府は19日、児童虐待防止法児童福祉法の改正案を閣議決定した。親権者らによる体罰禁止を明記。児童相談所の子供の一時保護を担当する部署と、保護者の相談を受ける部署を分け、虐待事案への対応力を高めることを盛り込んだ。児相には医師なども配置する。改正法は一部を除いて2020年4月の施行を目指す。

www.nikkei.com

 

 これはちょうど1年ほど前の記事で、かなり古いものではあるのですが、児童虐待防止法の改正により、「体罰によるしつけを禁止する」とされているそうです。

 今回の事件を受けて、やはり父親である雄大被告の権力が一極集中してしまい、その結果暴力的な側面がさらに強まってしまったと考えられます。

 確かに、もし暴力的な事実を法によって取り締まっていれば、エスカレートするのも防げたのかもしれないと考えてしまいますよね。

 この事件での結愛ちゃんの死を無駄にせず、二度と同じことを起こさないようにしようという政府の意識から、この改正案が閣議決定したものと考えています。

 おそらくもうまもなく施行されるのではないかと思います。

 

 

 

 

 先日この事件の判決が行われ、新たにこの事件について考える機会を得ることとなりましたが、やはり怒りと悲しみ、この二つだけです。

 現在僕は大学生ですが、もし僕くらいの年の人が親にこのような扱いを受けたらどうでしょうか?

 

 全力で抵抗もできます。言葉で言い返すこともできます。周りに助けを求めることも

できます。もちろん親からそのような扱いを受けることは悲しいけれども、戦うことも逃げることも、必ずできると思います。

 

 しかし当時5歳の結愛ちゃんにそんなことが果たしてできたでしょうか?

 

 抵抗力のない弱い子どもに対し、自分に従順であることをいいことに過剰に攻撃的な姿勢を取り続ける。これは決して許されることではないと僕は思います。

 

 子どもは親を選べません。結愛ちゃんに親を選ぶ権利が与えられていたとしたら、今の親を選んだでしょうか?

 僕は正直他の親のもとでもっと豊かな環境で過ごすことができていたのではないかと思います。

 

 政府の法案には、僕が国会議員なら可決しているとは思いますが、それだけではもちろん不十分でしょう。やはり状況に応じて第3者の介入を強化しないといけないんじゃないかと思いますね。

 それは遠い親族であり、児童養護施設であり、近所の住人なのではないでしょうか。

 まだまだこの事件から目を背けず、再発防止に向け一緒に考えていきたいなって個人的に思っています。

 

 

 拙いブログではありましたが、ここまでご覧いただきありがとうございました(^^)/