どこの世界にも、自己中心的な人っていますよね。
自分が良ければそれでオールオッケー。他人の迷惑を心得ず、のうのうと過ごして周りに反感を買うなんて人はどこの世界にもいるのではないでしょうか。
僕自身もそのような人をたくさん見てきました。
正直あまりいい気分のするものではないというのが正直なところですよね。そればかりか、自分自身のストレスにもなりかねず、日常生活や仕事などにも悪い影響を及ぼしかねません。
どのようにその人と関わったらいいのか。そしてどのように自分自身の気持ちの整理をつけたら良いのか。悩んでいるという人が多いのではないかと思います。
そんなときに有効なのが「同情」というものです。
それがどういうことなのか。具体的に記していきたいと思います。
「同情」という感情は、相手のネガティブな感情を間接的に自分も味わうことで「辛いですね」と肩を持つ感情です。
一見するとその人を擁護しているだけのようですが、そうではありません。
実は同情の精神を他人に働きかけられるためには1つ条件が必要です。
それは何かというと、「その人間より自分は優位に立ってると思う」ということです。
自分よりも優位に立っている人に対して、同情の精神をもつということはあまりないのではないかと思います。
同情という精神は、自分が優位に立っているのだという自己暗示に使うことにも有効になるのです。
ちなみにですが、怒りを抑えるときにも同情という精神は有効に働きます。
僕のブログに掲載させていただいていますので、興味を持たれた方、いらっしゃいましたら是非ご参照ください。
さて続きなのですが、同情にはその人よりも優位に立っているという自己暗示効果があると前述しました。
問題はどの点でその人よりも優位に立っているかということですよね。そこさえ自分で把握することができれば同情することが可能になります。
自己中(自己中心的な人)な人と比べ、そうでない人は他人に支えられています。
他人に支えられているのだという絶対的なものがあるのです。
そもそもですが、自己中な人がどうして自己中になってしまうのかわかりますか?
自己中な人には、周りに支えてくれる人がいないからなのです。家族、友達、恋人から十分な愛情を注がれていない。支えてくれる人がいない。それなら自分が自分を支えるしかないな!というような流れです。多くの場合はこれに当てはまると考えています。
すなわち、自己中な人は、自己中になるしかなかったということです。
周りの人から支えられず、自分自身を支えなきゃという強い意識にさいなまれている。本当は周りの人からの支えが欲しいはずなのに、そんな周りの人には自分勝手な性格を見られ反感を買ってしまうため、支えてもらえない。
そんな悪循環の中を生きているのです。
これらを全て踏まえるとどうでしょうか。可哀想だと思いますよね?
それいいのです。この可哀想だなあという同情の精神を大事にしてください。
その方がよほど自分にとって効率的にタスクをこなせると思いますし、その人以外との人間関係もうまくいきやすいのではないでしょうか?
補足なのですが、プライドの高い人もこれと似たような原理で自尊心が高く、大変な思いをしています。
自尊感情が強すぎる人がいて困っているという方がもしいらっしゃいましたら、過去に記事にしていますのでよろしければご参照ください。
いかがでしょうか。今回の記事は過去の僕の記事と何かと通ずるところがありましたので、今日は2枚ほど僕の過去の記事を貼らせていただきました。失礼いたしました_(._.)_
メカニズムを理解し、同情という精神に働きかけ無意識に自分を優位に立たせる。
この一連の流れは、厄介な難敵が前に現れたときの心の持ちようとして非常に有効ですので、ぜひお試しいただけたらと思います。
拙いブログではありましたが、ここまでご覧いただきありがとうございました(^^)/