メンタルてちてち

心理系、福祉系の話題が多いです。少しでも皆様に役立つ情報を発信できればと思います。

【コロナ】生活変化により、精神不安定になる人が急増中。精神疾患の予防対策は?

 

 

 もともとの生活とは違う形での日常が続いていますね。

 先が見えない毎日が続くとやはり不安な気持ちになりますよね。なんとか早く収束してほしいという願いとは裏腹に、感染者が日に日に増えていってしまっている毎日が続いています。

 

 もちろんコロナウイルスによる脅威から不安な気持ちに苛まれてしまう人も多いことだと思います。

 また、生活が大きく変化することで精神に支障をきたしてしまっている人も多いのではないかと思います。

 

 ネット上の声によると、各地で「心療内科の病院が混み始めている」というような声も上がるほどだそうで、切り離せない問題なのではないかと思います。

 もしかしたら、この記事をご覧いただいている方のなかにも、家に出ることができず「精神的に本当につらい!」と思われている方もいらっしゃるかもしれません。

 

 今回の記事では、そんな生活変化により、「つらい」という気持ちをもたれている方が、うつなどの精神疾患にならないための対策について記事にしていきたいと思います。

 

 生活変化で精神不安定になったらどうしたらいいのか

 はじめに

 今回は、生活の不安定が原因での精神疾患の対策について紹介させていただこうと思っています。

 コロナウイルスによる脅威から、不安や恐怖を感じることで、精神的に不安定になってしまう方には、過去に別記事を用意していますので、よろしければそちらをご覧いただけたらと思います。こちらの記事でも生活習慣についても少し触れているのですが、本記事に比べ、広く解説させていただいています。

 何が辛いのかな?というのがもしかしたらはっきりするかもしれませんので、余裕のある方は参照いただけたら幸いです。

 

 

 ↓「ついに緊急事態宣言発令。コロナ鬱(うつ)を防ぐ対策は?」

https://www.techitechi1515blog.info/entry/2020/04/08/022319

 

 

  体内時計を合わせるべし!

 体内時計が最も大切なのではないかと考えられているそうです。

 東京医科大学の准教授である宗医師によると、最も重要なことは、「体内時計をコントロールする」ということだそうです。

 

 

宗医師
「“体内時計”がスムーズに働くと私たちは心身共に心地よさを感じるようにできていて、逆に乱れると多岐にわたって心身の状態が悪化します。そして時計なのにすぐに狂うという困った習性を持っているので時刻合わせが重要です」

www3.nhk.or.jp

  

 

 

 

  

 自分なりに考えてみたのですが、普段の生活では、嫌でも生活のサイクルが乱れないように設定されていますよね。

 朝起きる。→朝食をとる。→仕事や学校に行く。→昼食をとる→夕方・夜帰る。→夕食をとる。→寝る。

 といったような感じでしょうか。

 一週間のうちの少なくとも5日間は、同じような生活サイクルで過ごしてきていたという人が多いはずです。

 この生活サイクルが強制的にコントロールされていたからこそ、あまりこの体内時計というものを意識しなくてよかったということにもなるのかもしれません。

 

 しかし、今現在で自宅での自粛を求められている方の多くは、強制的に「何時に何をしなければならない。」というような時間的な縛りが生じていないのではないのでしょうか?

 そのような縛りからの解放も、体内時計をコントロールするという上では難しくさせてしまっている要素なのではないかというふうに考えています。

 普段はあまり意識しないことなのですが、実はこの安定した時計こそが心身を支えているということが研究によって明らかになっているそうです。

 普段ほとんどの方の眼中にないため、対策を講じることを怠りがちですし、なんかあったらコロナのせいにしそうになってしまいそうなものですが、実は非常に重要な要素だということを念頭に入れておいた方が良いかもしれません。

 

 

 体内時計を合わせるための4つの要素

 1日の体内時計を合わせるためには、次の4つの要素が重要であると考えられているそうです。

 

①睡眠:朝は毎日同じ時間に起きるようにすること。そして、夜の睡眠の質を上げるために、昼寝をできるだけ避けたり、夜寝る前のブルーライト(携帯やパソコンなどが発する光)を極力浴びないようにすること。

 

②食事:朝昼晩、3食を極力同じ時間にとること。食欲がなくても、少量でも口にすることが大切。アルコールの飲み方については、特に考えなければならない。飲みすぎると、睡眠の質を下げることにつながったり、自律神経の乱れなどから、うつ状態になるリスクもある。

 

③運動:極力同じ時間に運動する。3密を避けて外にでることが効果的だが、なかなか出づらいということもある。その場合は家でのエクササイズなどでも充分効果的。

 

④日課:歯磨きや洗顔、入浴など、毎日行うことに関しては極力同じ時間にすることが重要なのではないかと考えられている。外出ができないというときも、2時間以上窓際で過ごすなどして、日の光を浴びることが推奨されている。

 

 

 人間関係の構築

 できる限り対人関係を持つことがいいとされています。現在は顔を合わせることはなかなか難しいですので、ビデオ通話などで話す機会を設けたり、lineなどでのメッセージ機能を利用することが推奨されています。

 なかなかそのような相手がいないという方は、何か心にとめていることを書き出すというだけでも楽になるということもあるそうです。

 

 

 どうしても辛かったら遠慮せず相談すること

 地域の保健所や、福祉センターにそれぞれ相談窓口が設けられているそうです。

 下記にリンクを貼っておいたので、これを機に考えてみようかなと思われた方は遠慮せず、お電話されると良いのではないかと思います。

 当然のことですが、個人情報の漏洩の心配などは一切ないそうです('ω')ノ

 

www.mhlw.go.jp

 

 

 

 

 

 

 まとめ

 やはり多くの人が最も強く考えるのは、コロナウイルスの脅威を感じることで、予防に力を入れようと考えるのだと思います。

 もちろん当然のことだと思います。なんとしてもコロナにはかかるまいと考えるのはごくごく普遍的なことだと思います。

 

 しかし、2次災害の危険がすぐ近くまで迫っているということを忘れてはいないのではないかと思うのです。(この場合の2次災害というのは精神的な打撃のことを指します。)

 やはりどうしても1次災害に気を取られるあまり、対策が不充分だった2次災害で大きく打撃を受けてしまうというケースが後を絶たないと思うのです。

 大震災の時も、集中豪雨のときも、そのようなことがあったかと思います。

 もちろん不可抗力も一定数あるのはわかるのですが、それでも意識を持っているだけで未来が変わった人もいるのではないかなあなんて考えてしまいます。

 

 ウイルス対策と心の対策。

 この両面で対策を打っていくことに尽きるのではないかと思います。

 自粛自粛自粛で本当に大変な毎日が続いているですが、辛いのは皆だ!と自分自身言い聞かせて頑張っていこうと思っています。

 皆さんも無理をせず、そして気を張り詰めすぎない程度にこの苦境を一緒に乗り越えていきましょう!

 

 

 拙いブログではありましたが、ここまでご覧いただきありがとうございました(^^)/