てちてちブログ

心理系、福祉系の話題が多いです。少しでも皆様に役立つ情報を発信できればと思います。

コロナによる外出自粛で虐待が増加傾向か?虐待の心理は?

  

 外出自粛によって、ストレスをためてしまうことも多いかと思います。

 そんな中で非常に残念な一件なのですが、家にいる時間が通常よりも長いということもあってか、コロナの流行前に比べ、虐待の件数が増えているという報告があったそうです。

 

 

 新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛などで虐待リスクが高まっているとして、厚生労働省が1~3月の児童相談所で虐待として対応した件数を調査した結果、いずれも前年同月比で1~2割増加していたことが12日までに分かった。

 「日本経済新聞」より参照

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58982720S0A510C2000000/

 

 

 12日までというのは、5月のことです。やはりストレスが溜まってしまうことも原因としてあるのでしょうか。今日はコロナの外出自粛による心理状態と、児童虐待との関連性を記事にしていきたいと思います。

 ※ここでの虐待は児童虐待のことを指し、親から子に対する虐待と定義します。

 

 

 虐待の心理とは?

 虐待による被害は、年々増加傾向となっています。

 

 やはり虐待する人の心の要因というものが一番大きいです。自分のフラストレーションを解消するために虐待をしてしまうこと、育児への不安や疲労、過去に虐待をされた経験をもつこと、などが主な原因として挙げられます。

 その他に環境が要因となっているケースもあります。経済的に不安定だったり、地域から孤立していたりすると虐待が起きやすいと考えられています。

 

 また、子どもにも要因が生じているという考え方があるのですが、結局それも虐待者の心の要因の問題の中に含まれると考えていますので、そちらは割愛したいと思います。子どもに問題があっても、虐待者の心のコントロールができれば、虐待が発生する要因になり得るとは言えませんからね。

 

 育児における、親による心の不安やストレスが、年々高まっていると言えるのかもしれません。

 

 さあこれを踏まえた上で、今度は外出自粛による心の全般的な変化を見ていきたいと思います。

 

 

 

 外出自粛によって、どのような心理変化が起きている?

 専門家の高輪卓さんによると、外出自粛を続けている日本人は、「群集心理」という心理状態を、引き起こしやすくなっているそうです。

 

 

 

 群集心理とは、群集の中に生まれる特殊な心理状態のことで、衝動的で興奮性が高まり、判断力や理性的思考が低下して付和雷同しやすい状態である(デジタル大辞泉)。人々がこのような不安定な状態にあるときは、流言が影響力を持つようになる。流言は、人から人へ伝えられていく過程で変容していくこともあれば、そもそも嘘の情報であるデマの場合もある。しかし、冷静な判断ができなくなった人たちは暗示にかかりやすくなっているため、未確認の情報や噂をSNS(会員制交流サイト)などで拡散することに加担したり、実際に買い占めに走ったりしてしまう。

 (リンク↓)

https://www.sankeibiz.jp/business/news/200331/bsm2003310500006-n1.htm

 

 

 トイレットペーパーが一時期品薄となってしまったのは、記憶に新しいのではないかと思うので、この「群集心理」の出た事例として、わかりやすい一例と言えるかと思います。

 外出自粛によって、家庭をもつもたない、大人子ども関係なく、現時点ではこのような心理状態になると専門家の方は考えておられるそうです。

 

 そして、上記に赤字で書かせていただいた部分が最も家庭内虐待と相関性があると言えるのではないでしょうか。

 この関連性について、次の項で見ていきたいと思います。

 

 

 虐待とコロナの考えられる関連性

 環境面

 

 このコロナウイルスによる外出自粛によって、当然親と子どもが一緒にいる時間が長くなります。そのために親がためてしまうストレスとして、

 ・子どもが勉強しようとしない

 ・家の手伝いをしない

 ・ゲームばかりしている

 ・1人になれる時間がない

 

 などの要因が考えられます。親としては、子どもに対してストレスをためやすくなってしまうんですね。

 普段は、子どもは学校に通い、親は仕事なり家事なりしているという日常があります。しかし、それがコロナウイルスの外出自粛によって一変している状態です。環境変化によって今まで気にならなったことが気になったり、ストレスを感じやすくなってしまうリスクがあるというのは明白でしょう。同じ時間を長く共有するということは、リスクを伴いますよね。

 

 心理面

 前の項で書かせていただいたように、群集心理によって「衝動的で興奮性が高まり、判断力や理性的思考が低下して、付和雷同しやすい状態にある」という状態になっています。これはコロナウイルスがもたらしたものですね。

 日本人の同調による心理変化には、見ず知らずのうちに影響を受けていると言って良いのかもしれません。そしてその変化が、虐待が起こるリスクを直に生じやすくさせてしまっている現実がありそうです。

 

 

 まとめ

 

 ここまでご覧いただいた方はお気づきかもしれませんが、虐待が起こる上では心理要因と、環境要因の2つの要因が起因していると最初に述べたのですが、このコロナウイルスによる外出自粛のご時世で、両方を増幅させてしまっている可能性があるということなんです。

 具体的に日本の様々な自治体で、1割から2割程度、児童虐待が増えたとの、児童相談所からの報告があります。しかし年々増加傾向にあるため、コロナウイルスとの関連性を証明できているわけではないと言われているのですが、僕個人としては、やはり極めて関連性は高いのではないかと考えています。

 

 やはり日ごろからの親子の関係性を大事にする意識が大切なのではないかと思います。そして、ストレスをためすぎないようにすることが大事になってきます。

 親子でストレスを解消させることを書いた別記事がありますので、よろしければこちらをご覧ください。

 

 

 リンク↓

「外出自粛による親子のストレス対処法」

 

https://www.techitechi1515blog.info/entry/2020/04/19/192517

 

 親子ともども心身共に健康なまま、平穏な日常に戻れることを切に願っています。

 拙いブログではありましたが、ここまでご覧いただきありがとうございました(^^)/