メンタルてちてち

心理系、福祉系の話題が多いです。少しでも皆様に役立つ情報を発信できればと思います。

やりたいことがわからない人必見!やりたいことがわからなくてもいい理由

 

 

 やりたいことがわからなくて困ったことってありませんか?

 

 「自分は何がしたいのかなあ」「自分は将来どうなりたいのかなあ」というような悩みを感じたことのある人は少なくないのではないかと思います。

 大学を決めるとき、就職先を決めるとき、また漠然と働く毎日を過ごしていてあるときそのように思うこともあるかもしれません。

 

 予備校や学校の先生、親などの自分よりも年上の大人は常に、「お前は何がしたいんだ。やりたいことを見つけよう。」といったようなことを言われてきました。僕もそのように悩むことや、やりたいことがわからず、困ったなあと思うことは今まで幾度となくありました。

 しかし考えていくうちにあることに気が付きました。

 

 何がしたいのかわからなくて悩むということは、何をしたいのか明確にしなければならないという固定観念に縛られているのではないかということです。

 もう少しわかりやすく申し上げるとすると、やりたいことがわからなくても別に良いのではないか?ということです。

 

 この考えに至るようになってから、やりたいことがわからないという理由で悩むことがなくなりました。今日は何故僕自身、「やりたいことがわからなくても良いのではないか?」と考えているのかということについて、記事にしていきたいと思います。

 

 

 

 やりたいことがわからなくても良い理由

 

 やりたいことよりもできることに価値があると思うため

 一番最初にもってきましたが、僕の中ではこれが一番大きいです。

 例えば仕事選びであれば、「自分は何がやりたいのか」を軸に考える人が多いかと思います。

 もちろんそれを否定するつもりもありませんが、僕は正直リスクもあるのではないかと考えています。

 例えばの話ですが、事務仕事がしたい!と思っていたけど、実際はお茶汲みやコピー撮りばっかりでうんざり。とか。

 また接客がしたいと思っていたけど、ほとんど裏方で仕事をさせられて、人とほとんど顔を合わせることがなかった。とか。

 組織として働く中で、自分の中の漠然としたやりたいことができるかどうかは、運要素も絡んでくるのではないかと思います。

 

 しかし、「できること」で考えていると違います。

 自分は接客なら人には負けないだろう。とか、事務仕事は完璧にこなせるだろうなあ。などの考えから仕事を選んだらどうでしょうか。

 会社側としても、できる限り使える人材を適切な場所に配置したいと考えます。もし接客が得意!というのなら、接客をさせてもらうことは、さほど難しくないのではないかと思います。

 自分のできることをベースに考えていれば、運に左右されるリスクも減りますし、またやりがいを感じることもできます。

 このやりがいは充実感を与えてくれ、非常に幸福な感情なのではないでしょうか?

 

 

 また、仕事でなくてもそうです。将来何がしたいかわからずに漠然と仕事するのもなんかしんどいなあと思う人にとっても重要な考え方だと思います。

 仕事以外のところでも、例えばデスクワークの忍耐力があると思ったら副業を考えてみてもいい。走るのが得意だと思ったら、マラソン大会に応募してみてもいい。

 やりたいことがなくても、得意なことをして人から認められたり、達成感を得られたりすれば、嫌でも充足感は後ろからついてくるものだと思います。

 

 やりたいことがなくて困っていても大丈夫です。思いつめてしまったら一回忘れて、自分のできることは何かな?人よりも優れていることは何かな?と考えてみると良いでしょう。

 以下はこの「やりたいことよりもできること」という考え方がベースになっています。

 

 やりたいことが義務に変わってもやりたいと思い続けることは難しいため

 上でも少し触れましたが、部活にせよ仕事にせよ、続けるとなると必ず義務が伴います。

 「頑張らないといけない。」「辞めてはいけない。」「パフォーマンスを出さないといけない。」というような義務感に支配されます。仕事だったら、自分自身だけでなく、組織や上司からの重圧もあるかと思います。

 そんな状態の中で、でもやっぱりこれがやりたい!と思い続けることって難しいんじゃないかなと考える人も多いのではないでしょうか。

 もちろん、小さいころからやりたいことが決まっていたり、それを目標に頑張ってきたという人からしたらどうってことはないのかもしれませんが、「なんとなくこれがやりたいからこれにした」という決め方でその道を選んだ人にとってみたら、難しいのではないかと思います。

 

 やりたいことがない。でも選ばなくてはならない。どれかと言えばこれがやりたいかもな?じゃあこれにしよう。

 というのはあまりお勧めできない選択方法です。

 

 

 

 やりたいことは一過性である可能性があるため

 長い期間にわたり、「やっぱり自分はこれがやりたいんだ!」と胸を張って言えるようなものを見つけられたら幸せですよね。しかしなかなか難しいです。

 やりたいことはあくまで環境によって「やりたい!」と興味を引き付けられただけという考え方もあるくらいです。

 

 お笑いが好きだ!と言っても、それは今の時代に生まれ、テレビに触れる機会があったからこそお笑いが好きなのであって、百年前に生まれていたら、お笑いは好きではありません。

 しかし、「人を笑わせることが得意」という能力で考えたらどうでしょうか?

 笑わせるのが得意というのはその人固有の能力ですから、その人がいつの時代に生まれたとしても、人を笑わせることが得意な人間になっているはずです。

 

 

 できることに比べて、やりたいことは長期にわたって安定しているものとは言いにくいのかもしれません。

  

 

 まとめ

 あらゆる人が「やりたいことは何?」というような疑問を投げかけてくるので、方針を立てるときに、まず「自分は何がしたいのかなあ?」と当たり前のように考えている人が多いのではないかと思います。

 

 それでうまくいく人もいるかもしれませんが、僕みたいにうまくいかないという人もいると思うんですよね。

 そんな時はやはり、「自分は何ができるんだろう?」と自分の能力に帰結して考えると良いのではないかと思います。

 

 そして、僕自身が一番感じているのは、「やりたいことがない!やばい!」という考えも捨ててしまって良いのではないかということです。

 やりたいことがなくてまずいなあという考えを捨てることができるようになってから、自分自身かなり楽になりましたし、何かを決断するのも楽になったように思います。

 

 やりたいことがなくて困っているという悩みへの根本的な解決になってないのかもしれませんが、そのような悩みを抱えている人が少しでもこの記事で楽になっていただけたら嬉しいなと思います。

 

 

 拙いブログではありましたが、ここまでご覧いただきありがとうございました(^^)/