皆さんは、人から怒られるということに対して怖いと思いますか?
多くの人が怖いと思うのではないかと思います。「怒る」という感情は、他人のメンタルを揺さぶる非常に大きな要因となり得る感情であり、極力怒られたくないと思っている人が多いのではないかと思います。
僕も、当然怒られたくはありません。誰からに対してであれ、怒られてしまったら嫌な気持ちにはなります。しかし、それによって物凄く落ち込んでしまうというようなことはあまりないかもしれません。これは、僕なりの考え方によって自分を守ることが上手くできているからなのかもしれません。
今日は「怒られる」という状況に直面した時、どのように考えて対処いけば良いのかと言うことについて、記事にしていきたいと思っています。怒られて傷心しすぎてしまっている人の光に少しでもなれば幸いです。
まず、本題に入る前に前置きをします。怒りという感情は、第2感情と言われています。これはつまり、怒りという感情が第一に出ているというわけではなく、何らかのネガティブな感情が引き金となって怒りが表出するということです。
怒りの直接的なトリガーとしては、「不安」「恐怖」「焦り」のようなものでしょうか。
このことを踏まえた上で、本題に移りましょう。
怒る人は自分に自信がない
すぐ怒る人というのは、決まって自分に自信がありません。自分の能力に自信がないわけですが、その中でもとりわけ自信がないのが対応力や適応力、精神力でしょう。多くの処理に追われていて非常に忙しい時、その人に辛いことがあった時、新たな環境で新たなことをしなければならない時などにすぐイライラし、抑えられないという人が多くいます。残念ながら、立場の弱い人に向かって執拗に怒ってしまうようなずるい人もこの世の中にはいますよね。
自信の無さが、第一感情である「不安」「恐怖」「焦り」をより強く引き立ててしまい、怒りの感情を表出させやすくなってしまいます。
自信が無いがために不安や焦りの感情を抱きやすい。そしてそれを自分で処理する力量がないから怒りを他人にぶつけてしまいやすい。とこんな所でしょうか。
そうです。もうお分かりですね。すぐ怒る人は、決まって弱い人間なのですよ。
怒る人に恐怖を抱くが、恐怖ほど強い拒絶はない
例えば、「○○さんってこういうところが嫌だな。」と思ったとします。この「嫌悪」を他人に対して抱くことは、誰にでもあるんじゃないかと思います。仲の良い人にだって、ときには抱くのではないでしょうか。
しかし、〇〇さんにも良いところもあると思います。仮に嫌悪感が強い相手であっても、どうしても関わらなくてはならないという場合、その人の良いところを探そうとできるかもしれませんね。そのほうが、自分としても楽な場合もありますしね。そうやって関わっていくうちに、関係性が良好に転じる余地もあると思います。
では「嫌悪」ではなく「恐怖」を抱いている相手だったらどうでしょうか。
もし恐怖を抱いている相手ならば、第一に考えるのは「いかにその人と関わらないようにできるか」ということなのではないでしょうか。
この思想こそが、拒絶そのものだと思います。この拒絶は、その人のことを知ろう、その人の良いところを知ろうという意識がないどころか、その人といかに関わらないかという意識で脳を埋め尽くしてしまいますので、拒絶の中でもかなり強いものだと思います。
また拒絶していれば当然、その人のことを知れる機会も制限されてしまうためその人の良いところや優れている部分を知る機会が少なくなり、結果的に拒絶の状態が解消されることが難しくなってしまいます。
怒る人は自分で自分を追い込んでいる
上記のように書きましたが、厳密には「他人が自分を追い込む状況を自分で作っている」ということだと思います。こう考えて問題ないと思います。
前項によって、「恐怖を与えて拒絶の状態を自分で作っている」と記しましたが、このような他人からの拒絶の状態を作ることで、徐々に周りに人がいなくなっていきます。そして結果的に自分がさみしく辛い思いをすることになります。
あなたが表面上普通にふるまっていたとしても、必ずどこかで人を怒って恐怖を与える立場の人は他者からの拒絶に気が付き、苦しい思いをすることになります。これは間違いありません。
ですので、もし激怒している人と関わるような機会があったり、直接激怒されるようなことがあれば「あ、この人はこれで今自分を追い込んでしまっているんだな。」と考えてしまって問題ないと思います。
最後に
近年、日本ではパワハラが問題になっていますよね。実際、上司に怒られたり、取引先の人に怒られたりすることで精神的に追い込まれてしまい、辛い思いをして仕事を続けられない状態になってしまう人が後を絶ちません。 そこまではいかなくても、辛い思いをしてしまう人が多いのは事実だと思います。
そんな状態になった時、この記事を思い出して「この人も結局自分追い込んでるんだなあ。」「自分に自信がないのかもしれないなあ。」などと考えていただけたら幸いです。(このような思想を用いることの最大の意義は、焦点がダメな自分ではなく怒る張本人にあてられることで、心の負担が軽減できるようになることです。)
とはいえ、まずいことはまずいと思うので、そこを受け入れることは必要だと思います。人から指摘されたり、また時には強い口調で言われることがあるかもしれませんが、受け入れて変えていくことが求められる場面も多々あります。反省しなきゃいけないけど、自分を追い込みすぎてもいけない。そのバランスをとる必要がありますね。
ここで注意!反省と自分を責めることは違いますよ!
これは別記事で解説していますので、一緒にしちゃいがちな人は是非こちらも参考にしてみてください。
あなたのメンタルが不調なのはもしかして、「自責」と「反省」を混同しているからなのでは? - てちてちブログ (techitechi1515blog.info)
今は辛いかもしれないけれど、自分を責めない程度に悪い部分を解消し、成長につなげることができたら、あとからあの時間も良かったのかもしれないなあなんて俯瞰できるようになるかもしれませんよね。
怒られて毎日が辛い!と思われている方の心の負担が少しでも軽減できるようになることを祈っています。
拙いブログではありましたが、ここまでご覧いただきありがとうございました(^^)/