僕はもうすでに成人しておりいい大人なのですが、生まれてからこの方ホラー映画というものを見たことがありません。
しかし、臨床心理系のニュースを見ていたら、あるときこのようなことが書かれているのを見つけました。
「ホラー映画を見たら不安が解消されるかも!?」
一体本当なのでしょうか?そしてもし本当なら、実践してみたい!と非常に大きな興味を示しました。
とにかく僕は不安になりやすい特性を持っているのが悩み!(笑)
これが解消できるのなら、ホラー映画にチャレンジしない手はない!!🔥
というわけで今回は、その真相に迫ってみたいと思います!
- ホラー映画によって不安が解消されるメカニズム
- ホラー映画の不安解消における注意点
- ホラー映画が不安解消に適さない場合
1.ホラー映画によって不安が解消されるメカニズム
アメリカのヴェクトリア大学で、心理学の教授をしているMarkWillson教授によると、そもそも映画に没頭することが不安を解消する上で大きな役割を果たすとしています。
また、ホラー映画の内容はネガティブなものであり、映画の中の世界と外の世界とのギャップで、自然とポジティブな感情になれるという考えも示しています。
また、同大学の臨床心理学者であるDougal Sutherland博士によると、このホラー映画を見て恐怖心を和らげるという一連の流れを、認知行動療法(CBT)と関連付けています。
不安を感じる状況に意図的に身を置き、自分はこの感情に対処する能力があるのだ、どれほど酷い恐怖も現実にはならないのだ、と認識することが基本的な主旨です。
CBTは、不安を抱く人が実際には起こりそうもないことを心配しすぎていると認識することを助け、CBTによる不安症の治療の核心は、「行動実験」を設定することです。
この実験では、被験者が不安を感じる状況を特定し、被験者を緩やかにゆっくりとその状況に置いていきます。
その結果、被験者は不安は自分の手に負えるものであり、時間の経過とともに弱まっていくことを学びます。
なるほどなるほど。
ちょっと難しいような感じもしますが、つまり自力で不安を解消することができる!というような認識を強めるということですね。
人間映画に入り込んでしまうと、どこかで現実に結び付けて考えてしまうような特性をもっています。
あたかも映画の中の状況が、自分に起こっているかのように考える癖がついているからこそ、映画を見て泣いたり、恐怖を感じたりするわけです。
なので映画が終わって落ち着いて、我に返ったときに「あれ?現実は何も恐ろしいことおこらないじゃん!」というように自然と不安が解消されるような感覚をもたらしてくれるのかな?と考えると、納得できますね。
2.ホラー映画によって不安を解消するときの注意点
ただし、ホラー映画を不安の解消に役立てられるかどうかは、その人の特性にもよるそうです。
注意しなくてはならないのは、もともともっている恐怖症です。
ホラー映画は、刺激的な演出を試みているだけに、過激な演出も多いので、先天性の恐怖症に触れてしまうようなリスクがあります。
例えば、もともと閉所恐怖症なのに、閉ざされた狭い部屋で次々と出来事が発生するような映画。
海面恐怖症なのに、船の上で海の中の生物と戦うような映画。
、、、などなど事前のチェックは必要です
3.ホラー映画が不安解消に適さない場合
また、もともとものすごくホラー映画が苦手!という人がホラー映画を見て不安を解消するというのも危険だそうです。
あまりにも刺激が強く、次の日になってもその映画のことが頭から離れなかったり、恐怖のあまり夜眠れなかったりするということも少なくありません。
これは、通常の場合に比べて、映画の世界からうまく現実の世界に戻ることができていないと言えます。そのため、不安を解消する感覚が身につくどころか、映画を見ることで不安が強まってしまったという事実だけが残ってしまい、とてもではありませんがプラスに働いているとは言えません。
あくまでもホラー映画に慣れていて、先天性の恐怖症などに触れない好きなジャンルを見ている人にとって有効であると言えるそうです。
というわけで、ホラー映画を見ることで不安を解消できるかも!という記事を見つけたときは不安症な僕にとって、ものすごい耳寄りな情報だ!と思って記事にしたのですが、ホラー映画が苦手な僕にとってはあまり有効ではないのかもしれません。
残念(´・ω・`)
僕は僕らしく、ホラー映画ではなくて、DQN映画とか、アドベンチャー系の映画とか、ホラーとは違うけれども、人が危機的状況におかれ、それに立ち向かっていくような映画を見てみようかなあと考えました(笑)
拙いブログではありましたが、ここまでご覧いただきありがとうございました(*^^*)