心理学という学問は、非常に多くの人が関心を持っている学問です。
僕自身も非常に関心を持っていまして、たくさんのことを学びたいと思っています。
心理学とは読んで字のごとく、心理に関する学問です。
一言で心理学と言っても「社会心理学、犯罪心理学、臨床心理学」などなどたくさんの種類があるんですよね。ちなみに僕個人としてはこの中でも臨床心理学に興味を持っているのですが、今日は心理学を学んだことで僕自身がなぜ、どんなことを学んだのかということについて記していきたいと思います。
心理学を学ぶのはなぜ?魅力は?
僕が心理学を学ぼうという理由は、そう。興味を持ったからです!!!
ごめんなさい。この記事を見てくださっている方はそんなことが知りたいのではないですよね。
数学や歴史学など他にも魅力的な学問がたくさんある中、どうして大学に入って心理学を学ぼうと思ったのかと言うと、非常に日常生活に結び付きが強い学問だなと感じたからです。その日に習ったことが体感できるということがあるのです。
例えばの話ですが、知覚心理学(ものの見え方に関する授業)の授業でこのような「スーパーなどでは果物のオレンジには赤のネットで包まれていますよね?あれは人間の目の錯覚を利用しています。赤いネットを使うことで、オレンジがより濃いオレンジに見えるので、おいしそうに見えるんですよ。」という話を聞きました。
その日の夜、スーパーに行くと、あ!確かにオレンジのネットが赤っぽい!ということを発見しました。
知識の定着ももちろんしやすいですし、なんと言っても日常にあふれているので、習ったことをそのまま生かしやすいということがあります。
また他の人に話すと、興味を持って聞いてもらいやすい学問でもあるのかなあと思います。男女関係なく支持率の高い学問であり、雑学程度に軽く話すだけでもその場が盛り上がったりもします。
もちろん、冒頭で述べたように学んだ理由は「興味をもったため」であったり、「カウンセラーの資格を目指しているため」というような理由が強いのですが、モチベーションを高めてくれるような要素が多くちりばめられている点、かなり魅力的と感じますし、継続しやすいものだなと思っています。
心理学を学んで得られたことは?
上では知覚心理学に少しだけ触れましたが、僕が興味を示しているのは臨床心理学です。この臨床心理学は、簡単に言ってしまうと「人の心を理解し、よりそっていこう」というような方向性の学問です。
すべての心理学において心がもたらしているものが何なのかを考えるので、方向性自体はそこまで相違ないのですが、臨床心理学というものは少しディープな分野だと思ってもらって差し支えないと思います。
僕はこの学問を専攻し学んでいるのですが、見ず知らずのうちに心を客観視することで自分も客観視できるようになります。
自分を客観視するのは、心を落ち着かせたり、他人との人間関係を好転させるうえで非常にプラスに働きます。個人差はあるのでしょうが、この「客観視」というものを自然にできるようになるんじゃないかなあと個人的には思っています。
例えばの話です。「人の心は曲がってもそれを戻すことは可能です。しかし一度折れてしまうと元には戻りません。」ということを学んだとします。
そうすると、気が付くと自分のことを考えてしまうんですよね。
「確かに俺はあのとき折れたのかもしれない」「今曲がりかけているのか?だから折れないように気を付けよう」などと無意識に考えるようになります。
そして見ず知らずのうちにそういう習慣が付きます。
理解するためには何か具体例を挙げて覚えることが効果的ですよね。
例えば英語の「rent」という単語の意味が覚えられないとしましょう。何回も声に出したり書いたりするのも有効ですが「レンタカーは、rent a carの略だ」ということを知るだけで「rent」の意味が「借りる」であるとパッと覚えられたりするものですよね。
その「rent a car」というような具体例にあたるものが、この学問の場合は自分の心なのではないかと感じています。
このようにして、自分の心を客観視する習慣が勝手につき、自分に置き換えることで人の心を理解できるようになる。また自分を客観的に見つめることで冷静でいられるようになったり、自分という人間をコントロールすることで他人に攻撃的にならないようにする術を身に付け、人間関係を好転させることができる。
これらのことが、心理学を学んで一番得られたことだなあと思っています。
ほかの学問とここが違う!
上の1の部分でオレンジの例を挙げさせていただいたように、学んだことが日常生活に非常に現れやすい学問です。ですからその日に学んだことをそのまま体感できる面白さというものがあります。
また日常生活に応用が効きやすいということもあります。
ここも例を挙げます。社会心理学の授業で、「太陽が出ているとき、サングラスをかけている人は、かけていない人に比べて怒りの感情がわきにくいということが研究でわかっている。」と習いました。(ちなみにその理由としては、サングラスをかけていない人は、日光によって険しい顔になりやすい。その険しい顔を心が怒りの感情と認識することで、怒りっぽくなってしまうということがある。)
これを知り、夏の暑いときや直射日光が出ているときは極力サングラスをかけようと思うようになりました。実感がないのですが、日光による怒りの感情が、他の人よりも沸き起こりにくいような習慣ができているはずです。
ほんの1例ですが、このような応用のききやすさというのも心理学ならではの良さと言っていいでしょう。
将来どのような職業に就けるのか
大学の学問として心理学を専攻し、心理系の専門職に就きたいとすると、次のようなものがあげられます。
・臨床心理士
・精神保健福祉士
・メンタルトレーナー
・セラピスト
どの職業も人の心に寄り添い、問題解決に手を差し伸べていこうという方向性という点では共通しています。どれも大学で学んだ授業内容はさることながら、そのときに学問に向き合う姿勢までもがダイレクトに役に立つと思います。
まとめ
身近に楽しさを感じることのできる学問としての魅力は非常に多く、趣味で学ぶのにもってこいだなと思います。大学で専攻するとなると、心理系の職業は比較的新しいものが多く、将来を心配される人が多いのも現実としてあります。新しいという部分では可能性を秘めているのですが、確かに正直なことを申しますと、高収入を見込めるものはあまりないのかもしれません。
しかしながら、後に自分の身になることが多い学問でもあるなという認識が強いです。そして何より楽しいです。笑(やはりこれは重要なのでは、、、?)
趣味として学ぶのか。学問として専攻していくのか。資格をとるのか。
さまざまな向き合い方がありますが、どれをとっても魅力と可能性にあふれる分野だなあと個人的には思っています。
拙いブログではありましたが、ここまでご覧いただきありがとうございました(^^)/