臨床心理士という職業を聞いたことはあるでしょうか?
臨床心理士とは、悩みを抱えた人の心に寄り添い、解決に向けて力を力を貸すというような仕事です。
小学校や中学校などにスクールカウンセラーという役職の人がいたかと思いますが、ああいう人を想像して頂ければ間違いないかと思います。
今回は臨床心理士となるための道のりを紹介していきたいと思います。
臨床心理士になるためには?
大学進学は必要?
臨床心理士の資格を手に入れるためには、4年生の大学を卒業しなければならないという必須条件があります。
でも逆に言いますと、大学4年という条件だけクリアしていればいいのです。つまり学部にこだわりは特にないということです。
例えば数学を勉強したいと思って大学に入りましたが、高校の数学とは違ってつまらない。何か資格がほしいなあと漠然と思った人でも取れる資格なのです。
もちろんもともと心理系の職種に興味があって心理学を専攻しているという人もいらっしゃるかとは思いますが、あくまで「4年生大学卒業」という条件が必要ですので、心理学部卒が条件ではありません。
これはあまり知られていないことなのではないかと思います。
ただし心理系指定大学院に入学し、試験を受け、合格しなければなりません。
2年間の実習を経て試験の受験資格を得て、認定試験に合格することができれば、臨床心理士として働くことができるようになります。
資格認定試験の勉強は大変?
臨床心理士の認定試験は、1次試験と2次試験に分かれています。
1次試験はマークシート問題(多岐選択方式試験)及び論述問題(論文記述試験)、2次試験は受け答えをする口述問題となっています。
多岐選択方式試験のほうでは、臨床心理士の基本的な業務についての問題が出題されます。(臨床心理査定、臨床心理面接等)
一般的に、大学院進学までに勉強をしっかりとしていればさほど難しくはないと言われているそうです。
どちらかというと大学院進学が大変のようですね、、(;^ω^)
【補足】臨床心理士の収入は良い?悪い?
補足なのですが、気になった方も多いと思うのでこちらにも触れておきます。
一般的に臨床心理士の平均給与は、年収300~400万円と言われています。
正直あまりいい収入と言えないかもしれません。カウンセラーという職種ですのえ、ほとんどがパートとして働いている人なんですよね。
正社員という扱いがなかなかないそうです、、。
それでも、一部の臨床心理士さんには自らでセミナーを開いたり、本を出版したり、ホームページを開設したりと収入を自分で大きく底上げされている方もいらっしゃるにはいらっしゃいます。
収入というのは当然自分の努力次第です。しかし最初から高収入の仕事に就きたいことを強く望まれているのであれば、あまりおすすめできない業界かもしれません。
まとめ
現在は、精神的に非常に不安定な人が増えています。
「労働絶対主義」とでもいうのでしょうか。与えられた時間内にいかに結果が出せるかということにこだわりすぎてしまうが故に、つらい思いをする人が多いことも事実です。
ただでさえそのような風潮があったのにも関わらず、コロナの件で余計に需要が増したのかもしれません。
そういう意味では高収入こそ見込めないものの、ニーズは安定していると言っていい業界なのではないでしょうか。
拙いブログではありましたが、ここまでご覧いただきありがとうございました(^^)/