メンタルてちてち

心理系、福祉系の話題が多いです。少しでも皆様に役立つ情報を発信できればと思います。

完璧主義でストレスを溜めてない?減点法より加点法を意識すると生きやすくなりますよ!

 

 

 皆さんの中にも、完璧主義でストレスを溜めて生きている人がいるのではないでしょうか。

 現代人の、生きずらさを招いている典型的な要因といっても過言ではないのではないかと思います。

 

 今日はその完璧主義の真髄に迫るべく、私なりに完璧主義からの呪縛を打破することにふさわしいのではないかという方法について、記事にしていきたいと思います。

 

 

 減点法の人の考え方とは?

 完璧主義の要因として考えられる「減点法」の考え方ですが、減点法の考え方を採用している人は、まず最初に100点を設定しておきます。そして、自分がまずいと認識したことがあると、点数を引いていきます。

 

 ・寝坊した

 ・電車に乗り遅れた

 ・飲み物をこぼした

 ・仕事でミスをした

 ・誰かに怒られた

 

 これらの考え方によって、最終的な評価が決まってきます。100点以外は当然減点するような出来事が起こってしまったということになります。減点法を採用していると、「減点される要素を日常から減らすこと」に目的が転じていってしまうリスクがあります。そのため、自分でコントロールできる範囲内のことでしたらまだ良いのですが、他人が絡むような自分の裁量を超えたケースで困ったことを対処するうえで不利になると思います。仮にその場でうまく対処できたとしても、不安や恐怖で、少しでも自分の足りていない要素に目がついてしまった場合、減点対象となってしまうため、自分を責めるのではないでしょうか。

 

 

 加点法の人の考え方とは?

 加点法は私も採用しているのですが、これを採用している場合、「絶対にやってはいけないことをしなかった」という水準を60点と設定します。(ちなみになぜ60点に設定したかというと、成績こそ良くないが、大学の単位がとれるギリギリの点数が60点だからです。(笑))

 絶対にやってはいけないことは、実はそう多くありません。「他人の健康(メンタルも含む)、安全に悪影響を与えること」「個人のプライバシーをずさんに扱うこと」「その他、嫌がることをしないこと」でしょうか。就労であれば、独自の規定や方針があるでしょうからそれらが加わることと思いますが、それをやらなければ60点です。そこから+αで点数を加算していきます。

 

 ・人の都合を考えて動くことができた

 ・優しい言葉をかけることができた

 ・心の余裕をもって接することができた

 ・以前に比べて効率的に物事を進めることができた

 ・頭を使い、考えて動くことができた

 ・今日も一日元気に過ごすことができた

 

 というようなことが+αに該当するようなものでしょうか。これがあると、点数を加算します。

 

 では加点法に転じるには?

 「絶対にやってはいけないことをしなければ、あとは自由だ」とでも考えておくといいかもしれません。そうすると、自分の強みや能力によってできたことが+αであるという考えになりますので、自然といいほうに目がいくようになると思います。

 もしそれ以外のことで他人から叱責されたり、チクチク何か言われたりしても、「単に自分の価値観を押し付けてるだけなんだ」とでも思ってしまえば大丈夫です。 

 相手の主観や価値観の押し付けに対し、自分を責める必要など一切ないのです。

 

  繰り返しになりますが、「絶対にやってはいけないこと以外」は、人に迷惑をかけさえしなければ、極論全て自由なのです。

 補足

 最終的に何点をとれたかなど、大した問題ではありません。大事なのは、「いかに+要素からの情報に対し、反応できているかです。」

 減点法ですと、自然にネガティブな情報にアクセスしてしまうようになっているんですよね。そのような仕組みですと、不必要なところで自分を責めてしまう自責癖のようなものがついてしまうかもしれません。

 自分を責めてしまうだけなら良いのですが、他人に求めすぎてしまい、人間関係の悪化を招くリスクまであるのではないかと思います。

 

 是非、自他共に幸せに生きていくための思考法の1つとして、参考にしていただけたら非常に嬉しいなと思います。

 

 拙いブログではありましたが、ここまでご覧いただきありがとうございました(^^)/