てちてちブログ

心理系、福祉系の話題が多いです。少しでも皆様に役立つ情報を発信できればと思います。

阪神タイガースの岩田稔投手の引退で感動の涙!しかし一方で思うこと

 

 昨日(2021年10月1日)、阪神タイガースの岩田稔投手が引退会見を行い、注目が集まりました。

 僕も釘付けでyoutubeを見ていたのですが、感極まるものがあり、涙をこらえることができませんでした。

 

 

  ちなみにここで僕が見ていたyoutubeの動画を掲載します。

 

 

youtu.be

                     【虎バンチャンネルより引用】

 

 毎年のように引退会見を見ており、涙することも多いのですが、その中でもなかなか胸を強く打つものがあり、泣ける会見だったなあと思っています。

 ここで、そこまで詳しく知らないよという方に、簡単な岩田投手のプロフィールについて紹介した後に、会見に対する世間の反応を見ていて思ったことを記していきたいと思います。

 

 阪神・岩田稔(みのる)投手の経歴や人柄

 岩田投手は2005年にプロ入りし、以降16年間阪神一筋で戦ってきた選手です。誰もが、プロになってから苦しんで成長していく者だと思いますが、この岩田選手はプロ入りするまでの過程も、一筋縄ではいかなかったようです。

 高校生のとき、風邪によるウイルス感染により、1型の糖尿病を発症してしまい、(ちなみにですが、糖尿病患者の9割以上が2型と言われており、1型の人は自分でインスリンを全く作ることができないため、毎日数回の注射を打つことを怠ることが決して許されない。)社会人チームの内定が白紙になってしまったそうです。苦しみながらも大学に進学し、2005年に阪神のスカウトに目がとまり、自由枠として阪神に何とか入団できたというような感じでした。

 プロになってからも、1型糖尿病患者の子ども達との交流を積極的に持とうとするような献身的な姿勢と、少年のように明るい笑顔などで、非常に多くの人から愛されている選手だなあと思って見ていました。引退会見で、涙ながらに答えていましたが、最終的に記者の人まで泣いてしまう始末に。私も思わずもらい泣きしてしまいました。

 引退会見で、最も印象に残っている試合は何かと聞かれ、「2009年9月9日の中日戦です。この日は最初の娘が生まれた日でした。娘がくれた完封勝利だと思っています。」と涙ながらに答えていました。

 奥さんへの愛情も涙ながらに語っており、家族のことをとても大切にできる愛情深い人柄であるということがわかりやすく伝わりました。 

 

 感動した一方で僕が思うこと

 

 非常に感動しましたし、とても泣きました。

 しかし一方で、youtubeのコメントや、Twitterのリプライなどを見ていると、「本当に世間の考えはこれがふさわしいのだろうか?」というような疑問を感じてしまいました。

 もちろん、1型糖尿病を乗り越えて、プロ野球の第一線で戦ってきたことは大いに素晴らしいことですし、多くの患者が勇気づけられ、前向きに頑張ろうと思うことができました。そのような事実は称賛に値するものであり、素晴らしいという他ないです。これは間違いありません。

 しかし、一方でこのように思う側面もありました。

 なんでも、「病気をひっくり返して頑張っているんだ。すごい!」ということに帰結させて見てしまうことが、逆に本人を追い詰めることになるのではないかということです。

 例えばの話ですが、練習を一日も欠かさずに頑張っているとします。するとそれを見たファンが、「病気と闘って頑張っているなんてすごい!」と言うかもしれません。間違ったことではないのですが、「練習を頑張っている」というのは、彼のタフな精神力、信念、体力があってのものなのです。病気と戦うことができるということだけが、彼の良さではないのです。ですから僕は、もっとその個人の良い所に目を向けて、声掛けをしても良いのではないかと思うのです。

 

 称賛の声をあげて、本人の力に変えたいと思う人にとってみても、本人にそのように思われているのだとしたら不本意ではないでしょうか?ですのでそこは是非、改善した方が良いのではないかと思います。

 

 最後に

 

 最後に後輩の秋山投手が、岩田投手に向かって感謝の言葉と共に花束を添える時間がありました。秋山投手はその際、糖尿病のことをもちろん知っているでしょうが、そのことについては言及しませんでした。野球に取り組む姿勢、彼の人柄などについて触れることに終始していました。

 恐らく、私が言ったような「糖尿病の選手」というようなラベル貼りが、例え「彼は頑張っている」というような上向きなものであっても負担になりかねないというようなことをわかっているから、あえて触れなかったのではないかと思います。

 なんだかそのような秋山選手に、僕は好感を持ちました。

 阪神は約20試合を残し、首位とのゲーム差1.0ゲーム差で優勝争い真っ只中!是非、岩田選手からもらったエネルギーを受け持ち、16年ぶりのリーグ優勝に向け、頑張ってもらいたいですね。

 

 

 拙いブログではありましたが、ここまでご覧いただきありがとうございました(^^)/