生きていると、様々な場面で苦しい、辛いと思うことがあると思います。
仕事や学業、その他で挫折を味わったり、人間関係が上手くいかなくなったり、色々多種多様だと思います。
なんの自慢でもないのですが、僕自身は人よりも多くの苦しみを味わい生きてきたのではないかと自覚しています。
(しんみりとするような記事にしたくはないので詳細はここには書きません。笑)
そのため、辛い思いをしたときの立ち直り方を色々実践してきたのですが、個人的に有効だと思うものをここで紹介できたらと思っています。
それは、1日中辛いことをずっと考え続けること!です。
は?と思う人もいるかもしれません。
辛いから忘れたいのに、どうしてわざわざ思い出して余計に辛い思いをしないといけないのか!と。
しかしこれにはちゃんとした裏付けがあります。
ずっと辛い出来事を考え続けることの最終目的は、「忘れること」です。
意味がわからない方も多いと思います。
どうして忘れようとしてるのにわざわざ考えるのか。と。
しかし考えてほしいのですが、突発的に辛い出来事があったとき、忘れようと思ってもそんな簡単に忘れることができません。
ましてや恋人に振られた次の日とかに忘れろとか言われても無理難題を極めていますよね。
忘れようとして、忘れる努力をしているときはそのことを一時的に考えていないかもしれません。
しかしそれが落とし穴なのです。
人間は、思い出す回数が多いほど記憶が強く定着するという性質を持っています。
つまり忘れようと努力したけどどうしても忘れられない!というのは、何度も何度も思い出すことで、嫌な記憶を自分自身で強化してしまってることの表れなのです。
嫌なことがあった直後に忘れようとするのは逆効果であると考えています。
ではどうするか。
僕は逆に、その時のことを頭の中でひたすら1日中考えるようにします。
休日であれば、部屋から出ずそのことだけを考えるくらいの勢いで。笑
その代わり、その日だけです!
ここが重要です。
その日以降は辛い出来事のことは考えません。
その代わりに、1日中嫌なことを考えず、あまり活動的になれなかった1日のことを考えます。
「あの日の自分は、辛かった出来事を1日中考えていたな〜」というような感じです。
そうすると、自然に辛い思いをしている自分を客観視できるようになるので少し楽になります。
更に良いポイントとして、「あの時あれだけ落ち込んだわけだし、そろそろ切り替えるか!」というような転機を生み出すこともできます。
また最も大きなメリットとして考えているのが、その1日があるおかげで、本当の辛いことへの意識をそらすことができるということです。
辛い気持ちと辛いことを考え抜いた1日は直結していますから、辛いことを思い出す代わりにその1日のことを考えていればいいです。
そうすると自然に、出来事に対しての意識が薄れていきます。
もちろんそれでも気になることは気になると思うのですが、メリハリなくずっと気にしすぎてしまうよりは遥かに緩和されるのではないかと思います。
素早く忘れたい!切り替えたい!と思っている方にはオススメの方法です。
切り替えられていなくても切り替えられているフリをして生きていかなければなりませんからね。
少しでもこの記事を読んで、「その手があったのか!」とか、「自分も真似てみようかな」と思うような方がいたら、それ以上に嬉しいことはありません。
長くなってしまいましたが、ここまでご覧いただきありがとうございました(^O^)