僕は大学1年生なのですが、1年間の浪人生活を経て大学に入学しました。
「浪人」というとどのようなイメージをお持ちでしょうか?
自分の学歴をより良いものにするために1年間を犠牲にします。
それを良いことと考える人、悪いことと考える人、どちらもいると思うのですが、今回僕が1年間浪人という経験を通して得たと思うことや、成長できたと思っていることを記事にしようと思います。
もしこの記事が、迷っている方、コンプレックスを感じている方、辛いと思っている方の支えになることがあるとしたら、非常に幸いです。
①生活を自主的に組み立てる習慣ができる
浪人生は高校生や大学生と違い、自分の時間をほぼ全て自由に使うことができるようになります。
「自由」と言っても遊びの時間があるわけではありません。
あくまで勉強の仕方を自由に組み立てるということなのですが、勉強の時間が1日の大半を占めているため、勉強の時間を組み立てるということは、1日の生活も計画を立てて過ごすということになります。
これは非常に重要なスキルであると考えています。
1年かけた代償として、学力以外にもこのようなスキルを身につけることができ、将来の仕事などにも活かせると考えています。
②自己分析能力が身につく
個人的な見解ですが、僕が1年間の浪人生活を通して得ることができた最大のメリットであると考えています。
自己分析能力とは、物凄く端的に述べると、自分がどういう人間なのかを理解する能力のことです。
自分は社会的に見てどのような人間なのか。自分の強みは何なのか。何で将来勝負するのか。また、自分の弱点は何なのか。何と向き合っていかなければならないのか。等です。
高校3年間を過ごしたあとで浪人し、大学に、入るという経過をたどる人が多いかと思います。
高校3年間はクラスがあり、部活の友達がいて、関わる人間が周りにいます。
関わる人間がいる以上、多かれ少なかれその人達のことを考える時間があるはずなのです。
「あいつあの時どうしてこうしたんだろう。」「あいつのあの発言面白かったな。」「あの子、今日違う髪型してたな」など色々無意識に考えているはずです。
しかし、浪人生活をするとその時間が0になります。
あの人は今頃こういうことしてるのかなーと考えたりはしますが、姿が見えない以上分量には限界があります。
自分の場合、周りの人間のことを考えているような時間の大部分が、自分のことを考える時間に置き換わったと言えるような気がしています。
そのため、「自分はどのような人間か」ということについての理解は、他の人に比べ深いのではないかと考えています。
この能力は、就職活動などで力を発揮すると思います。
自分のことを正確に理解している分、職業選択をする上で、正しい道に進みやすくなるのではないでしょうか。
③孤独に強くなる
そもそも受験は、孤独な戦いだとよく言われたものです。
まず受験勉強自体、自分だけのためにすることですからね。
高校3年生の受験でさえ孤独な戦いと言われるのに、浪人生の孤独さと言ったら想像に堅くないかと思います。
教室のクラスがあるような形式の予備校であればまだ緩和されるところはあるのかもしれませんが、自分は個別相談を週一回するという特殊なタイプの塾でした。
そのため友達ができることはもちろん、話し相手すらいないような状況でした。
正直しんどいと感じることもありました。笑
でもでも、1人でしかできないことや、1人の時間でしか得ることができないことも沢山あるということを教えてくれたのも浪人生活です。
効率的に自分のペースで物事を勧めるには一人のほうが適しています。
難しい数学の問題を解くときも、頭を使わないといけないので、人と話しながらでは事が運びません。
気分転換や、クールダウンしたいなと思ったときにも1人の方が自由にボーッとしたり、考え事をしたりできます。
「孤独に強くなる」ということもそうですが、孤独であることのメリットを知ることもできるということもありますね。
浪人生活を送る前は「孤独は悪い事だ!」と思って生きていましたが、今では一人の時間も好きですし、一人でもいいやと考えられるようになったことで、人間関係に非常にゆとりができ、良好な関係を築くことができたことを実感しています。
そういう意味では、非常に大きな収穫だったと実感しています。
とは言えやはり浪人は辛いものです。
浪人しなくて済むのならしないほうが良かったと思うのも事実ではあります。笑
けれども、浪人を通してしてきた辛い経験がある分、胸を張って大学生活を送ることができています。
全ての浪人生に幸あれ!!!!
拙いブログではありましたが、ご覧いただきありがとうございました(^O^)