嫉妬の感情を、ついつい抱いてしまうのではないでしょうか?生まれてからこの方、嫉妬の感情を一度も抱いたことがありませんなんて人のほうが珍しいですよね(笑)
自分より満たされていたり、自分よりポテンシャルの高い人に対して、ついつい嫉妬の感情を抱いてしまうことはあるのですが、今回はそれが「怠慢」か「不可抗力」のどちらかに分類できるのではないかと考えたので、記事にしていきたいと思います。
※注意
これは僕が今まで生きてきて考えたり、感じたりしたうえで出した結論というだけで、ただの持論です。ですので、心理学的な裏付けがない点、また論理として成り立たないという点ももしかしたらあるかもしれませんので、そこはご了承いただければと思います。
そもそも、嫉妬とはなんでしょうか?
嫉妬の定義を調べてみましたので、まずはこちらを確認していきましょう。
しっ‐と【嫉妬】 の解説
[名](スル)
1 自分よりすぐれている人をうらやみねたむこと。「他人の出世を嫉妬する」
2 自分の愛する者の愛情が、他の人に向けられるのを恨み憎むこと。やきもち。悋気 (りんき) 。「夫の浮気相手に嫉妬する」
ネットの国語辞典を引用してきました。1の意味で使われるのが一般的なのではないでしょうか。2もほぼ同義ですね。1に包括されているような印象を受けます。
「自分より優れている人をうらやみねたむこと」とありますが、自分より優れている人に対して湧く勘定ですので、当然相手のことを認めているということになるわけですね。
さてこれを踏まえた上で、僕は冒頭で、嫉妬は「不可抗力」か「怠慢」なのではないかと書かせていただきました。これをどのように定義したのかという本題に入っていきます。
突然ですが、ここで問題です。日常の中で嫉妬の感情が生じやすいシチュエーションを考えてみましたので、ここで生じる嫉妬の感情を「怠慢」「不可抗力」「そのどちらともいえない」の3つのうちのどれかに分類してみてください。
➀とてもモテる人がいる
②親がめちゃくちゃお金持ち
③仕事のできる人がいる
④自分よりイケメンな(可愛い)人がいる
⑤だれからも好かれる人がいる
いかがでしょうかね。
僕個人的な考えですと、②と④が不可抗力で、①と③と⑤が怠慢なのではないかと思います。
ここで重要な点が、「どちらでもない」というものがないという点です。
自分の力でコントロールできるものか否かという基準で「怠慢」か「不可抗力」というように分けられるのではないかと考えているためです。
例えば②の「親がお金持ち」というのはどうでしょうか?
自分が貧困ぎりぎりの生活を強いられているのにも関わらず、友達の親はお金持ちなので、好きなものを買わせてもらったり、美味しいものを食べさせてもらったり、色んなところに連れていってもらえたりしている。こんな状況で芽生えてしまう感情が不可抗力と言ってしまうのも、あんまりであるような気がします。④も同様です。
ここで断っておきたいのですが、あくまで嫉妬の感情を抱くこと自体が「怠慢」か「不可抗力」かということです。それを他人にぶつけてよいかどうかというのはまた違う話です。
しかしそれ以外はどうでしょうか?①③⑤は自分の努力で変えられるものなのではないでしょうか?
モテたいなら自分を磨く努力をすればいい。仕事ができるようになりたいなら、徹底的に自己分析を重ねて何が足りないのかを洗い出して改善していけばいい。人から好かれたいのなら、まずは好かれてる人の真似をしてみればいい。
自分の努力でもっていけるような範疇ですよね。それを「あの人は仕事できるから調子乗ってる」とか、「モテるから気に入らない」と言ってしまうのは残念ながら「怠慢」になってしまうのではないかと考えています。
自分の努力でどうにかできるかもしれないものを、「あの人は気に入らない」とか、「あの人は少しポテンシャルが高いから生意気だ」などと、怒りの対象を自分よりもポテンシャルの高い人に向けてしまう。
このタイプの嫉妬は自分に対する甘えであり、怠慢なのではないでしょうか?
自分よりポテンシャルの高い人は何も悪くありませんよね?
その悪くない人に攻撃的になってしまう。それって自分の負けを認めるのが怖いだけなんですよね。
他人を攻撃したところで何も改善されないし、ストレスがたまるだけで、とても損です。そのような攻撃的な感情に苛まれてしまうくらいなら、素直に負けを認めて、その人を刺激にして頑張ろう!と前向きに捉えるほうがよっぽど効率的なのではないかと個人的には思います、、
いかがでしょうか。嫉妬の感情は、不可抗力とそうでないものがあるというのはなかなか気づきにくいのではないかと思います。どちらか一方しかないのではないかと考えている人が多いように思います。
この「嫉妬」という感情はあまり自分にとってプラスに働く感情とは言えませんよね。どのようなものか考えたり、この感情との向き合い方も非常に重要になってくるんじゃないかなあと個人的に思いますね。
拙いブログではありましたが、ここまでご覧いただきありがとうございました(^^)/