てちてちブログ

心理系、福祉系の話題が多いです。少しでも皆様に役立つ情報を発信できればと思います。

「子どもを好きになる方法」が知りたいと思っている人、ちょっと待って!

 

 

 このブログをご覧の方の中にも、「私、子ども好きなんだよね~」などと、発言している人を、何度も聞いたことがあるという方が多いのではないでしょうか。また、もしかしたらご自身がそのような言葉を使われるという方もいるかもしれません。

 

 実際、僕も児童養護施設で社会福祉実習に挑むまでは、そのように考えていました。

 しかし、子どもと関わる時間が長くなるほど、このような概念に違和感を抱くようになりました。今日は、どのようなこと部分で違和感を抱くのかということ、またどのような障害が生じるのかということなども合わせて記事にしていきたいと思います。

 

 

 何故「子どもが好き」というフレーズに違和感を抱くのか

 例えばの話です。もし、「俺って、障害者好きなんだよね~」と言っている人を目にしたら、どのように感じるでしょうか。上手く言えませんが、なんとなく変な感じがしないでしょうか?

 僕が考えるに、この違和感は障害者を一括りにし、身勝手な役割を委託している感が否めないからだと思います。例えば、「優しい」「従順」「親しみやすい」と挙げたとします。するとどうでしょうか。「うーん。一概にそうは言えないんじゃないかなあ?障害者にだって色んな人がいるだろうに。」と思いませんか?

 

  僕は、違和感を抱く人が少ないという相違点を除き、子どもにおいても同様のことが言えるのではないかと考えます。

 恐らく子どもが好き、嫌いという尺度で子どもを見ているのは、子どもを想像した時に浮かんでくる「純粋」「生意気」「素直」というような(例えばですが。)イメージを、そのまま子どもと接する中で子どもに投影させているんじゃないかと思います。 何故か相手が子どもとなると、「子どもだって色んな人がいるだろうに。」とはならないんですよね。なんだかとても不思議だなあって思います。

 

 

 「好き」「嫌い」という感情を持ち出すと、子どもと関わる上でどのような弊害が出てくるのか

 では子どものことが「好き」「嫌い」というようなスタンスで子どもと関わると、どのような障害がでるのでしょうか?

 「嫌い」という感情をもって子どもと接することで、ネガティブなことが起こりやすそうだなというのは容易に想像がつきますよね。

 しかし意外かもしれませんが、実は「好き」という感情を子どもにもって接するというのも、弊害が起こるのです。

 子どもが好き!ということにも、何らかの理由があります。「可愛い!」「純粋!」「健気!」とか、、、。一見、何の変哲もないように思うのですが、子どもに対して大人側の期待を押し付けることになりかねないというリスクがそこにはあると思うのです。

 

 もし、可愛いから子どもが好き!と言っている人の前に、可愛い!という感情が抱けない子どもが目の前に現れたらどうでしょうか。

 もし、純粋だから子どもが好き!と言っている人の前に、純粋!という感情が抱けない子どもが目の前に現れたらどうでしょうか。

 

 きっと、あまり良い感情を抱けないのではないかと思います。「子どもなのに、あの子は可愛くないわねえ。」なんて、大人が言っているのを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?

 しかし、僕から言わせてみると、そのような感情は大人のエゴなのです。何故可愛くなくてはいけないのか。何故純粋じゃなくてはいけないのか。という話になります。

 

 一生懸命、大人が勝手に与えた環境で、毎日頑張って過ごしている。それだけで称賛に値するんじゃないかなあと僕は思います。

 

 

 子ども達に対して好意的な感情を抱くことが悪いとは決して言いません。

 しかし、子どもに対しての期待値が高まるばかりに、大人側が抱く一方的な期待を子どもに押し付け子どもが窮屈な思いをしてしまうことは、避けるべく、留意すべき点だと思います。

 

 まとめ

 

 1人1人によって、性格は違いまよね。それは子どもに限らず、障害者であれ、高齢者であれ、外国人であれ、全て同様です。

 好き嫌い以外でも、「子どもは○○」という一括りにするような見方は、かなり危険だと思います。

 仮に子ども3人と関わったとして、3人とも純粋だなあと思ったら、「子どもは純粋だなあ。」ではなく、「A君は純粋、B君も純粋、Cちゃんも純粋なんだなあ。」という見方をするのが良いのではないかと思っています。

 それが、子どもという小集団に過度な期待を押し付けず、個を尊重するということに繋がってくると思います。

 

 

 子どもを好きになるためにはどうしたらと考える方も多いのではないかと思います。  

 そのように考えるのは、子どもを好きになれたら、子どもといい関係が構築できるし、自分としても子どもと関わる日々がとても楽しくなると思っているのかもしれません。

 

 子どもに好意的に関わることはもちろん悪い事ではありません。しかし、子どもを好きになるということよりも、子どもを一個人として尊重することのほうがよっぽど大切だと思っています。

 少しでも、皆さんにとって子どもと関わる時間が充実したものになれば良いなあと切に願っています。

 

 

 拙いブログではありましたが、ここまでご覧いただきありがとうございました(^^)/