メンタルてちてち

心理系、福祉系の話題が多いです。少しでも皆様に役立つ情報を発信できればと思います。

学童(児童クラブ)はどんなところ?学童保育を利用したい人、働いてみたい人へ

 

 

 学童保育(児童クラブ)の利用を考えている人や、働いてみたいと思っている人、いるんじゃないでしょうか?

 しかし、「一体どんなところなんだろう?」「学童では何をしているんだろう。」「どんな子ども達、先生がいるんだろう?」と言った疑問があるのではないかと思います。

 私は現在、学童で指導員のアルバイトをしていますので、今日は私指導員から見た学童の実態について、極力皆さんが知りたそうなことを盛り込むべく、記事にしていきたいと思います。

 

 すみません、最初におことわりしておかなくてはならないのですが、あくまで私が働いている施設でのことですので、全ての施設に当てはまるわけではないということをご理解いただけたら幸いです。

 とある田舎の学童の一例ということで、ご紹介させていただけたらなと思っております。

 

 

学童はどんなところなのか

学童はいつ稼働してるのか

 学童は、毎日の放課後の時間が主体です。ですので、平日は14時半~18時半で稼働しています。また私の施設ではそれに加え土曜日も稼働しており、土曜日は朝8時半~午後17時半まで利用ができるようになっています。

 

 また学校が雪やインフルエンザなどで小学校が臨時休校になった場合、学童が利用できない場合があります。

 ここの対応は市にもよって変わってくると思います。 

 私の市の取り決めでは、「学級閉鎖、学年閉鎖、学校閉鎖などでそれぞれ休校に該当する児童のみが利用できない」ということになっています。例えば学級閉鎖で1年2組が休みになった場合、1年2組の子どものみが学童を利用することができないということです。

 

子ども達は何をして過ごしているのか

 学童では、スケジュールが決められています。

 例えば私の学童ですと、15時半からがおやつタイム、16時からが遊びの時間、17時からはお掃除の時間、そしてその後は親御さんが迎えにくるまで自由に過ごすというような流れになっています。

 

 遊びの時間では、ボードゲームなどを使って遊ぶ子ども、外で遊ぶ子ども(これは雨、雪が降っていないとき限定)、漫画や本を読んで過ごす子ども、工作やレゴなどで遊ぶ子どもなど、思い思いの遊びをして自由に過ごすという感じです。

 また遊びの時間によって、物が借りられる時間、借りられない時間が存在します。物とは、ペンやボールペン、鉛筆などの文房具や、毛糸、卓球のラケットなど個人的に使用するものです。

 またさらに厳しい時間帯もあり、おやつの時間までは、トランプやUNO、人生ゲームなどのボードゲーム類も利用してはならず、本や漫画のみ借りることができるというのもあります。もちろんこのような細かいルールは、学童ごとによって異なるでしょうが、多くの子どもたちが一斉に規律正しく動けるようにするためには、このようなルールが必要ですので、どこの学童にも何かしら、これらに類するようなルールはあると思います。

利用する子どもの実態はどうなのか

子どもの人数は?何曜日が多い

 

 私の児童クラブを利用している子どもの人数は、全部で80名近くいます。私が通っているクラブの小学校は、一学年3クラスあり、1クラスあたりおよそ25人ですから、だいたい3人に1人くらいの割合で学童を利用しているという計算になります。(80人÷25×3×3(1~3学年)=0.3555)

 

  人数については、曜日によってまちまちではあるのですが、水曜日が多く、60人~70人くらいの子ども達が来ます。対象的に土曜日が最も少なく、10人にも満たないことがしばしばあります。

どのような子ども達がいるのか

 

 私の通う児童クラブでは、人数が多いこともあり、本当に色んな子ども達がいるなあという印象を受けています。

 大人しく過ごしている子もいれば、ずっとワイワイしている子どももいます。

 後イメージ通りかもしれませんが、正直、見ていて先生に対して手厳しいなあという子どもが多いです。(笑) 権力のない私に対しては特にそうです( ;∀;)

 本当は親と一緒に過ごしたいと、心の憶測では思っているのかもしれませんが、それがかなわないフラストレーションがどこかにあるのかもなあなんて思っています。

 けど、皆優しい心を持っているということは間違いないんですけどね。

 

 先生として働きたいのであれば、その点注意しなければならないかもしれません。

 

 また、利用する上での注意点ですが、子どもにも合う合わないがあると思います。非常に狭い空間であり、子どものフラストレーションも溜まりやすくなり、揉め事もおこりやすいです。

 そのため、人付き合いが苦手な子、新しい環境に適応するのが難しい子などにとっては時に苦痛を感じてしまうかもしれません。向き不向きがあると言えると思います。

 

 

先生の実態について

先生の人数、男女比は?

 先生は、正規職員、アルバイトの他に学修生という立場の人がいます。この「学修生」とは、「教育学部の学生が、卒業までに必要な単位を取得するために大学の講義の一環として学童で働いている」というような位置づけの立場です。

 これらを全て含めると、総勢35名前後います。

どんな先生がいる?

 私が勤めている学童では、先生はとても優しいです。大体ですが、正社員の方で、もう半分がアルバイト、学修生をしている大学生です。大学生は、子ども達とそこまで年が離れているというわけではなく、子ども達からすると先生というよりも優しいお兄さん、お姉さんというような感じなのかもしれないなあと思うことも結構あったりします。

 大人として言わなければならないことは言うというような感じで、あまり強く怒ったりするような先生はいません。どちらかというとかなり寛容で、優しい方が多いなあという印象です。子どもが暴走してしまうことが多々あるのが難点ではありますが、、、(笑)

 

 

 まとめ

 いかがでしょうか。

 小学生のお子さんをもつ親御さんからすると、比較的安価で長期休みも面倒を見てくれますから、労働等で忙しいという方にはかなり良いものなのではないかと思います。

 子どもとの相性にもよりますが、子どもの社会性を身に付ける上でも良い経験になるのではないかと思います。

 

 またアルバイトをしたいという方は、子どもと関わることが好きなのであれば、楽しめるのではないかと思います。一緒にテレビを見たり、宿題の様子を見たり、UNOをして遊んだりと、何をしても楽しいなと思いながら私はお仕事に励んでいます。

 ただ、最初は覚悟が必要かもしれません。新しい先生が来たということに対して子ども達は過敏です。ちやほやされるくらいなら良いのですが、中には恐怖や不安などから、かなり手厳しい対応をしてくる子も一定数いますのでね、、、(汗)

 しかし、そんな中でどのように子どもと関わって関係性を作っていくかを学ぶことも、良い勉強になるとは思いますが。

 

 この記事が、少しでも皆さんの参考になれたら幸いです。

 拙いブログではありましたが、ここまでご覧いただきありがとうございました(^^)/